看護学の学術的発展のためには、そこに関わる研究者全体としての組織的充実が不可欠であり、そのための第一歩として日本学術会議第18期看護学研究連絡委員会の提案で2001年9月に組織され「日本看護系学会協議会」が設立された。本協議会が発足するまでの経緯は次のようである。
看護学の学術的発展を目指した看護系学会間の連携をすすめる動きは、日本学術会議第17期の看護学専門委員会の活動報告にも見られるように、その当時より具体的な活動が始められていた。特に、この間に2回開催された看護系学会の代表者の会では、日本学術会議における看護学研究連絡委員会設置を目標として活動し、専門委員会が第7部部長に提出した4回の要望書にはこれらの学会の総意が託されていた。
第18期に看護学研究連絡委員会が設置されたのちは、このような動きをさらに活発化させるべく、同研連の第1回委員会から、審議事項として、看護系学会のネットワーク作りが取り上げられ、看護学の学術的発展をさらに押し進める基盤となるような強固な組織を作り、看護学研連との相互連携を図ることの必要性が確認された。これに基づき、2001年9月21日、日本学術会議第18期看護学研究連絡委員会樋口委員長の呼びかけにより、改めて、日本看護系学会連絡協議会(現 日本看護系学会協議会)が発足した。発足の当時は23学会によるスタートであったが、2007年3月現在32学会によって組織され現在に至っている。
本協議会の目的は会則に示すとおりであるが、以下に示されるように、発足以来、日本学術会議看護学研究連絡委員会との相互協力によって、看護学の発展にむけての具体的活動を順調にすすめている。今後は、さらに広く加入学会を募り、看護学の体系化にむけた基盤をより強めていく予定である。
2001年度~2007年度の主な活動
- 1年1回の総会開催
- 看護学研究連絡委員会との共催等による公開シンポジウムの開催
- ニュースレターの発行
- 日本学術会議との連携